クロスステッチの刺し始めはどこから?注意点と中心や端、迷った場合の決め方を説明

クロスステッチの刺し始めはどこから? 刺繍
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クロスステッチっての縫い始め、刺し始めはどこから?という疑問について説明します。クロスステッチをどこから刺し始めるか、位置をどう決めるかのヒントもあわせて解説します。

クロスステッチでは、布に下書きをせず図案(チャートと呼ぶこともあります)を見てステッチの目数を数えながらステッチを進めていきます。

初心者向けのキットなどは、説明書に刺し始めの位置が明記されていることもあります。そのような記載がない場合、「どこから始めればいいの?」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、「クロスステッチはどこから刺し始めればいいの?」という疑問にお答えしていきます。

この記事でわかること

クロスステッチの指し始めの場所

  • 中心から刺していく方法:メリットと注意点
  • 上・下・左・右、いずれかの隅から刺し始める方法:全面刺しなどの大作の場合
  • 四隅のどこから刺すか迷った場合の考え方

これら2つの方法について記事内でくわしく説明します。

\クロスステッチに便利な水で消えるチャコペン/

クロスステッチの刺し始め:中心から刺す

小さい図案や、大きくても図案が1枚の紙に印刷されている場合は、中心から刺していく方法が刺しやすいです。

グリッド線を引く場合は、引いた線を目印にしながら図案の中心の場所が布のどの目にあたるかを確認し、中心にしつけ糸などで印をつけておきます。

次に、図案で中心の印に近いところで連続する目数が多い色や目立つ色など、自分が数え間違えにくいと思う色から刺していくのがよいでしょう。

グリッド線の引き方に関しては、下記の記事でも解説しています。

>>> クロスステッチや刺繍の目印線(グリッド線)を引く!フリクションやチャコペン、刺繍糸など

中心から刺していくメリットと注意点

【メリット】中心から刺していくメリットは、上下左右の余白が均等になるということです。

キットによっては、図案に対して布の大きさがかなりギリギリのものもありますが、中心から外に向けて刺していくことで、布が足りなくなるということを防げます。

【注意点】中心から刺し始める場合は、特に刺し始め直後は布の上下を間違えやすいので注意してください。刺し始める前に、布の端などの目立たない場所に上下を区別する印をつけておくと安心です。

クロスステッチの刺し始め:布の隅から刺し始める

全面刺しなどの大作はこちらの「上・下・左・右、いずれかの隅から刺し始める方法」がおすすめです。

HAED(Heaven And Earth Designs)に代表される「全面刺し」(作品中に布のまま残す場所がなくすべてをステッチで埋めること)の図案は、数枚に分かれて印刷されている場合が多いです。

また、ステッチの目数も多くなるため、まずは「布と図案の中心を合わせる」ということ自体がたいへんです。
このような場合は、左上、左下、右上、右下、のいずれかの隅から刺し始めるのがよいでしょう。

\HAEDのクロスステッチキットです/

上記のようなキットを使う場合など、図案が複数枚にわたっている場合は、図案に番号が振ってあります。図案をどのように並べれば完成図となるかが分かるようになっていますので、まずはその番号を確認します。

「1」と番号を振られているものが左上に配置されるケースがほとんどだと思います。この場合は左上隅から刺し始め、1枚目の図案が終わったら、番号「2」へ、それが終わったら番号「3」へ、と順に進んでいくのがよいでしょう。

もし、番号「1」の図案が左上ではなくその他のいずれかの隅に配置されている場合は、「1」の図案が配置されている場所の隅から始めるのも1つの方法ですし、番号「1」の図案にこだわらず、左上に配置されている図案から刺し始めても問題ありません。

いずれの場合でも、図案が複数枚にわかれて印刷されている場合は、一度図案を配置通りに並べてみてください。その配置をパッケージの完成図とも見比べ、間違いがないように十分確認することが大切です。

\クロスステッチに便利な水で消えるチャコペン/

四隅のどこから刺すか迷った場合は?

布の4つの端、どこから刺し始めたらいいのかまよった場合の考え方も解説しておきますね。

上下左右、どの隅から刺し始めるのがやりやすいかは、利き手や刺し方、使っている刺繍枠の種類などによって違います。

基本的には、4隅のうちで自分の刺しやすい場所から刺し始めるので問題ないです。

それでも迷ってしまったら、右利きの方は右上から、左利きの方は左上から進めていく方法はいかがでしょうか。ステッチ済みの部分を不用意にひっかけてしまったり、作業中に糸の表面がこすれてしまったりといったトラブルを減らすことができるかと思います。

また注意点として、隅から刺し始める場合は、中心から刺し始める場合よりも上下左右の余白が偏りやすい点です。結果、かなりステッチを進めてから布が足りないことに気づくといったリスクもあります。

そんなことにならないよう、開始位置を決める前にまず布の縦横の目数を数えておきましょう。上下左右の余白が均等になるよう開始位置を決めることが大切です。

\HAEDのクロスステッチキットです/

中心から始める場合でも、4隅のいずれかから始める場合でも、作品作りの途中で「布が足りない!」とならないよう、布の縦横の目数を数えてしっかり把握しておくことが重要です。その点だけ十分に気を付けて、あとはご自分で取り組む図案に応じてやりやすい刺し始めの位置を選んでいただけたらと思います。

まとめ

クロスステッチっての縫い始め、刺し始めはどこから?という疑問について説明しました。クロスステッチをどこから刺し始めるかを決めるためのヒントもあわせて解説しました。

こちらの内容を参考にして、ぜひクロスステッチの作品作りを楽しんでくださいね。

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