クロスステッチや刺繍の目印線(グリッド線ともいいます)を引くために便利なアイテムを紹介します。フリクションペンや水で消えるチャコペン、糸など、特徴とあわせて注意点も説明します。
刺繍やクロスステッチのグリッド線を引くアイテム
- 水で消えるタイプのチャコペン
- フリクションボールペン
- しつけ糸
これらについて記事内でさらにくわしく説明します。
チャコペン(水で消えるタイプ)を使う
手芸で一般的に使われているチャコペンをグリッド線にも使用することができます。
チャコペンは、さまざまなメーカーから発売されています。
インクの色やペン先の太さの種類も豊富ですが、クロスステッチのグリッド線に使う場合は、できるだけペン先の細いタイプが使いやすいです。
チャコペンには、描いた線が「自然に消える」タイプと「水で消える」タイプの2種類があります。
自然に消えるタイプの場合、せっかくグリッド線を引いても作品が完成する前に消えてしまう場合がありますので、「水で消える」タイプを使うほうがおすすめできます。
ペン先が細くて使いやすいチャコペン(水で消えるタイプ)としておすすめなのは、こちらの「水で消せるチャコパーArtist(極細)」↓です。
注意点としては、ペンと布の相性によっては水で消えにくい可能性もあるということです。布全体にグリッド線を引く前に、必ず布の端の方でペンの消え具合を試してからのほうが安心です。
フリクションボールペンを使う
クロスステッチのグリッド線には、フリクションボールペンを使う人も多いです。
フリクションは付属のイレイサーで消しゴムのように消せるボールペンです。
イレイサーでこすることで発生する摩擦熱によってインクの色が消えます。この「熱で消える」という特性を利用して、作品を仕上げた後にアイロンをかけることでグリッド線を消すことができます。
フリクションは、ペン先の細さや色の展開がチャコペンよりも多彩なため、お好みの色や書き心地を選びやすいです。
水で消えるタイプのチャコペンは、湿気の多い時期など、商品によっては水でぬらさなくても色が薄くなったり消えてしまう可能性があります。
フリクションで引いた線は、暖房のすぐそばに置いたり直射日光を当てるなどしてかなり高温にならないと消えないため、「うっかり消えてしまった」ということはほとんどありません。
注意点があるとすれば、フリクションのインクは、アイロンによってきれいに消えた線が、その後に低い温度まで冷えると再び色が出てしまう可能性があるということです。このため寒冷地などでは飾っている間にグリッド線が浮き出てしまうといったことも考えられます。
しつけ糸を使う
ペン等でグリッド線を引く代わりに、しつけ糸で目数の印をつける方法もあります。
糸をほどいてしまえば布に跡が残ることがないので安心です。
ただし、ステッチする際に印の糸を縫い込んでしまわないよう、印の糸をほどきながらステッチすることになります。
このため、線を引くよりも作業の手間はかなり多くなるというのが難点です。また、印の糸をほどくときにステッチした部分の糸を間違えて切ってしまうというリスクもあるので注意が必要です。
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グリッド線について
刺繍には布に直接図案を描き写す方法と、布には図案を描かず布目を数えて刺繍していく方法があります。この布目を数えながら刺繍していく技法を「カウントステッチ」と呼びます。クロスステッチもカウントステッチの一種です。
クロスステッチでは、紙に印刷された図案(チャートと呼ぶ場合もあります)通りの目数を指定の色の糸を使って布に刺繍していきます。
図案が小さく単純なものの場合は特に布に印をつけなくても問題はありませんが、大き目の図案や色数が多い図案など、複雑な図案を刺繍する場合は、10目ごとに布にチャコペンなどで補助線を引いておくと便利です。この補助線のことを「グリッド線」と呼びます。
どのアイテムを使うか迷ったら
クロスステッチのグリッド線に使える方法をいくつかご紹介しましたが、何がベストかというのは図案の大きさや複雑さのほか、布の種類や作業環境によっても変わってきます。選び方の一例を参考までに説明します。
なものも多いため、消えにくさを最優先したい人が多いと思います。
また、全面刺しの場合は細かい目の布を使うことも多くなるので、ペン先はできるだけ細い方がやりやすいですね。そういった場合はフリクションが便利だと思います。
淡い色の図案の場合は、気温の低下の影響でインクの色が浮き出てきた場合に、ステッチをした部分でもグリッド線が透けて見えてしまう可能性があります。
そのような図案では、水で消えるタイプのチャコペンを使う方が安心だと思います。水で消えるタイプのチャコペンでも、必ず布の端の方で、水で完全に消えるかどうかを試してから使うようにしてください。
余白の多い図案では、全体にグリッド線を引いてしまうと万が一グリッド線が消えなかった場合、せっかくの作品が台無しになってしまいますので、グリッド線を全体に引くことはお勧めしません。図案全体の目数の印はしつけ糸でつけて、図案が複雑な部分のみグリッド線を描くようにするとよいでしょう。
まとめ
クロスステッチや刺繍の目印線(グリッド線)を引くために便利なアイテムを紹介しました。フリクションペンや水で消えるチャコペン、糸など、特徴を理解した上で選ぶ参考にしてください。