ヘアカラーがテーブルや机などについたときの落とし方について紹介します。
ヘアカラーを自宅でしているとき、うっかり染料がテーブルについてしまった…という経験はありませんか?とくに白やナチュラルカラーの家具にシミが残ると、目立つだけでなく、なかなか落ちないですよね。
どのように対処したらよいのか、資生堂や花王、マンダムなどの公式情報も参考にしながらまとめました。大切な家具を守るためにも参考にしてみてください。
そもそも家具にヘアカラーを付けないために、使い捨てのテーブルクロスがあると便利です↓

ヘアカラーがテーブルについた場合の対処法
私の場合、自己流で試してしまった(詳しくは記事後半で紹介します)のですが、改めてヘアカラーメーカーの公式サイトをチェックしてみました。
まず大切なのは「素早く拭き取ること」!
ヘアカラーの染料は強力で、時間が経つとどんどん染み込んでしまいます。
資生堂・花王・マンダムの公式サイトでも共通して以下のように注意が促されています。
- ついた直後に素早く拭き取る
- 石けん・中性洗剤・住居用洗剤などでやさしく洗い流す
- 時間が経過すると、落とすのは非常に困難になる
- 材質によっては最初から落ちないこともある
資生堂
資生堂の公式サイトのなかに「お客様サポート」というところがあります。
その中にヘアカラーが「床、じゅうたん、壁、洗面台、浴槽などについた場合」について記述がありましたので、下記に引用します。
床、じゅうたん、壁、洗面台、浴槽などの場合、多くの材質が着色し、落とせなくなりますので、十分注意してください。
もしついてしまった場合には、素早く拭き取り、石けん等で洗い流してください。時間が経過すると着色は落とせなくなります。また、材質によってはすぐに拭き取っても落とせないことがあります。
ポイントとしては、
- ついてしまったら素早く拭き取って石けんなどで洗い流す。
- 時間が経つと落とせなくなる(材質によっては、すぐに拭き取ってもおちない)。
ということだと思います。
花王
花王の公式サイトもチェックしてみました。
「製品のQ&A」というところに、ヘアカラーリング剤が「家具や床などに付着した場合」についての項目がありました。
ヘアカラーやヘアマニキュアなどのヘアカラーリング剤が家具や床に付着すると、多くの材質の場合、着色してしまい落とせなくなります。もしついてしまった場合には、素早くふき取り、取り切れなかった場合には住居用洗剤でふき取ってください。また、材質によってはすぐにふき取っても落とせないことがあります。
こちらもポイントは、
- 多くの材質で変色してしまって落とせなくなる
- ついてしまったら素早く拭き取る、取れなかったら住宅用洗剤で拭き取る
- 材質によってはすぐに拭き取っても落とせないことがある
ということです。
マンダム
マンダムの公式サイトもチェックしてみました。「Q&A」のページに「ヘアカラーが床や壁についてしまった場合」について記載がありました。
木製の床やカーペット、畳、壁紙、レザーのように吸水性のある素材にヘアカラーがついてしまった場合には、すぐにふき取り、中性洗剤でふいてください。すぐに落としきれなかった場合、申し訳ございませんが、それ以上落す事は困難です。
こちらのポイントは、
- すぐに拭き取り、中性洗剤で拭く
- すぐに落としきれなかった場合は、それ以上落とすのは難しい
ということでした。
ヘアカラーが家具や床についたときの対処法(メーカー別まとめ)
上記で資生堂、花王、マンダムの公式サイトをチェックしてみましたが、共通している部分などについてまとめてみます。
メーカー | 対象場所 | 対処法 | 注意点 |
---|---|---|---|
資生堂 | 床、じゅうたん、壁、洗面台、浴槽 | 素早く拭き取り、石けん等で洗い流す | 時間が経つと落ちなくなる。材質によっては最初から落ちないことも |
花王 | 家具、床など | 素早く拭き取り、落ちない場合は住居用洗剤で拭く | 多くの材質で着色してしまう。すぐ拭いても落ちない場合あり |
マンダム | 木製の床、カーペット、畳、壁紙、レザーなど吸水性のある素材 | すぐに拭き取り、中性洗剤で拭く | すぐに落としきれないと、それ以上落とすのは困難 |
共通しているのは、
① 時間が経たないうちに、とにかく早く拭き取る!
② それでも落ちなかった場合は、石鹸・住宅用洗剤・中性洗剤で拭き取る!
そして、
それでも落ちない場合は、落とすのは難しい。
ということでした。
また、「材質によってはすぐに拭き取っても落ちない場合がある」ということも忘れてはならないポイントです。
「家具や床、絨毯などにつかないようにじゅうぶん注意する」ことが大切です。
ヘアカラーの汚れ落としを試した私の場合
「ヘアカラーがテーブルについた…どうしよう」とネットで検索しているあなたへ。私も同じことがあったので、実際に試した方法とその結果を紹介します。
上記の公式サイトで対処法をチェックする前に試した方法ですので、正しい方法ではありません。失敗例として参考にしてみてください。
ヘアカラーがついてしまったのは、白いテーブル。気づかないうちに垂れていたようで、見つけたのは数時間後でした。(この時点でかなり落とすのは難しいですよね)
※いろいろと調べる前に自己流で試した方法です。机の材質によっては変色などしてしまう可能性もあります。
漂白剤
最初に試したのは、家にあった塩素系の漂白剤(いわゆるキッチンハイターです)。こちらは私のテーブルの場合、ほとんど汚れは落ちませんでした。
メラミンスポンジ
次に試したのがメラミンスポンジ(通称:激落ちくん)です。こちらは完璧に真っ白…にはなりませんでしたが、明らかに目立たなくはなりました。が、うっすらと跡は残っています。
木製テーブルは塗装によっては傷つきやすいので、心配でしたら試さない方がよいと思います。
再発防止のために!汚れないための便利アイテム
ここまで読んでくださった方は、「今度からは汚さないようにしたい…」と感じているかもしれません。
そこで「そもそも汚れないようにすること」について紹介します。便利グッズで心配ごとが解消する場合もありますので、興味のある方はチェックしてみてください。
使い捨てビニールクロス/テーブルカバー
セルフカラーをするときは、「汚れる前提」で準備をしておくことが何より大切です。特にテーブルや床の保護には、次のようなアイテムを敷くだけで、うっかりミスのリスクを大きく減らせます。
下記のような↓使い捨てのピニールクロスやテーブルクロスは、大判で広範囲をカバーできて、汚れたらすぐ捨てられて便利です。床や椅子、ソファーなどにもパッと広げておくと安心です。

毛染めケープ
すでに使っている方もいらっしゃると思いますが、タオルを肩にかけて代用している場合は、ケープをそろえるのもひとつの方法です。こちら↓のアイテムは耳キャップもついています。

まとめ
自宅でのヘアカラー中、うっかりテーブルに染料が…そんな時はとにかく早く拭き取ることが大切です。
資生堂・花王・マンダムの公式情報によると、石けんや中性洗剤での拭き取りが基本ですが、時間が経つと落とせないことも。材質によってはすぐに染み込んでしまうため注意が必要です。
私の体験ではメラミンスポンジがやや効果的でしたが、完全には消えませんでした。予防のためには使い捨てクロスや毛染めケープの活用が有効。大切な家具を守るために、正しい対処と予防策を知っておきましょう。