刺繍やクロスステッチをするときの、刺繍糸の引き抜き方を解説します。絡まないように刺繍糸を取り出すための注意点もあわせて紹介します。
刺繍を始めようとしたけれど、最初に刺繍糸を引き抜いたときに絡まってしまって、なかなか作業に取りかかれない。
そんな悩みを解消できるよう、この記事では「刺繍糸を使い始めるときの引き抜き方と絡まない刺繍糸の取り方を解説します。
刺繍糸を絡まずに引き抜く方法
- 糸端を見つける
- 刺繍糸を引き抜く
- 引き抜いた糸を適切な長さにカット
- 抜いた刺繍糸の本数をそろえる
これらについて記事内でさらにくわしく説明します。
刺繍糸を引き抜く方法
この記事では一般的な25番刺繍糸(6本の細い糸がが束になっているタイプ)から、クロスステッチ用に刺繍糸を引き抜く方法についてお伝えします。
糸端を見つける
刺繍糸の束の端を見つけます。束の外側の糸を引き抜くと絡まりやすいため、内側の糸端から引き出すようにします。
糸についているラベルは外さずに中央に寄せておきます。束の内側から糸端を見つけましょう。
刺繍糸を引き抜く
糸束の端をしっかり持ち、(6本合わさった状態で)指で軽く押さえながら刺繍糸を引き抜きます。このとき、無理に引っ張らずにゆっくりと丁寧に作業するようにします。
引き抜いた糸を適切な長さにカット
引き抜いた刺繍糸を適切な長さにカットします。
クロスステッチで使用する場合、一度に引き抜く刺繍糸の長さは50~60センチから長くても100センチ程度が一般的です。
糸が長すぎると、作業中にねじれたり絡まったりしやすくなります。また、長い糸で作業すると毛羽立ちやすくなってしまいます。
また、糸が短すぎると糸替えが頻繁になりますので、針に糸を通す手間が増えて時間もかかってしまいます。
抜いた刺繍糸の本数をそろえる
カットした刺繍糸は細い6本の糸が合わさった状態です。刺繍やクロスステッチをするときはこの細い糸を何本かあわせて、「2本どり」「3本どり」などとして使います。
6本合わさった刺繍糸から必要な本数の糸を引き抜きます。
このとき絡まないようにするためのコツは、かならず「1本ずつ」引き抜くことです。少し面倒だなと思って数本一緒に引き抜くと、絡まってしまう場合が多いです。絡まった糸をほぐすのに、結局時間がかかってしまいます。
抜いた糸を必要な本数分そろえる
抜き取った細い刺繍糸を必要な本数(2本どりのときは2本など)そろえます。抜いた糸を軽くしごいておくことで絡まりにくくなります。