刺繍が毛羽立ったときの直し方&防止方法!かんたんにできるお手入れ方法まとめ

刺繍が毛羽立ったときの直し方&防止方法!かんたんにできるお手入れ方法まとめ 刺繍
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この記事では、刺繍の毛羽立ちを「直す方法」と「防ぐための工夫」を、わかりやすくご紹介します。

刺繍が好きでよく小物や洋服に取り入れているけれど、「なんだか毛羽立ってきて見栄えが悪い…」「せっかく丁寧に作ったのに、時間が経つとボサボサに…」そんな経験、ありませんか?

実はこれ、刺繍好きさんの中では“あるある”な悩み。特に、洗濯や日常使いをしていると、糸が摩擦で毛羽立ったり、くたびれてしまうことがあります。

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そもそも「毛羽立ち」って何?

「毛羽立ち」とは、糸や布地の表面から繊維が飛び出して、ふわふわとした状態になることを指します。最初は気にならなくても、時間の経過とともに繊維が擦れたり、摩耗したりして、見た目にくたびれた印象を与えてしまいます。

刺繍の場合、この毛羽立ちが起きると、せっかくの細かい模様や立体感がぼやけてしまい、作品全体のクオリティが下がって見えることも。だからこそ、早めの対策と定期的なケアが重要なんです。

刺繍の毛羽立ち、どうして起きるの?

刺繍の毛羽立ちは、いくつかの原因が重なって起きることが多いです。代表的な要因は以下の通りです。

  • 摩擦:バッグや衣類など、日常でこすれやすい場所にある刺繍は、特に摩擦の影響を受けやすく、繊維が乱れやすくなります。たとえば、バッグを肩にかけたりすると、刺繍部分がこすれやすくなります。
  • 洗濯・乾燥:繊細な刺繍にとって、洗濯機の中の動きや熱風乾燥は大敵。糸が絡んだり、ほつれたりして毛羽立ちを招きます。
  • 素材の性質:コットン糸などの天然素材は、やわらかく風合いが良い反面、毛羽立ちやすいという性質があります。
  • 使い方のクセ:同じ場所をよく触る、カバンの金具が当たる場所に刺繍があるなど、繰り返しの接触も原因に。

つまり、刺繍の毛羽立ちは「避けられないもの」ではありますが、原因を理解しておくことで、起きにくくする工夫ができるというわけですね。

【毛羽立ちを元どおりに!】今すぐできる簡単ケア

手元にあるもので簡単ケア!

刺繍の毛羽立ちに気づいたら、すぐにでもできるケア方法があります。特別な道具がなくても、家にあるもので優しく整えるだけでも見た目は大きく変わりますよ。

  • 小さなハサミで毛羽をカット:毛羽立ちがひどい場合は、細かいハサミ(眉バサミや刺繍用の糸切りばさみなど)で飛び出た繊維だけをカットしましょう。根本から切らずに、表面だけ軽く整えるのがポイント。
  • 歯ブラシや洋服ブラシでやさしく撫でる:毛羽がふわふわ浮いているだけなら、使い古した柔らかめの歯ブラシで軽く撫でると整います。ブラシは必ず清潔なものを使ってくださいね。
  • 蒸気でふんわりリセット:スチームアイロンを当て布越しに軽く当てると、糸の繊維が整って見た目がよくなります。ただし、高温すぎると糸が縮んだり変色する恐れがあるので、低温〜中温で様子を見ながら行いましょう。

このように、ちょっとしたお手入れでも毛羽立ちはかなり軽減できます。特にお気に入りの刺繍作品には、こまめなケアを心がけると長持ちしますよ。

刺繍専用の毛羽立ちケア用品も活用しよう

市販の毛羽立ちケアグッズを活用すると、より効果的に仕上げることができます。たとえば、次のようなアイテムが刺繍好きの間で人気です。

毛玉取りブラシ:刺繍やニットなどデリケートな素材にも使えるブラシがあります。糸を痛めず、ふんわり整えてくれます。

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  • 刺繍コーティングスプレー:糸の表面を保護し、毛羽立ちやほこりの付着を防ぐスプレー。防水・防汚機能もあるものなら、屋外で使う布小物にも◎。
  • リントローラー:毛羽というよりほこりや糸くずがついている場合に便利。コロコロするだけで見た目がすっきりします。

【毛羽立たせないコツ】刺繍を長持ちさせる5つの工夫

1. 糸選びに注意しよう

刺繍の毛羽立ちを防ぐには、最初の「糸選び」がとても重要です。安価な糸は繊維が粗かったり、ほつれやすいことが多いので、長く使いたい作品には信頼できるメーカーの刺繍糸を選ぶのが安心です。

>>> 刺繍糸のメーカーについては「刺繍糸メーカーの特徴と違いを解説!DMC、オリムパス、コスモや100均の刺繍糸など」の記事で解説しています。

また、素材によっても耐久性が異なります。たとえばコットン糸は扱いやすい反面、毛羽立ちやすいという特徴も。一方、レーヨン糸やポリエステル糸はツヤ感があり、比較的毛羽立ちにくいですが、滑りやすく刺しにくいこともあるため、作品の用途や好みに応じて使い分けましょう。

2. 刺す方向やテンションを意識

刺繍のときに糸を引っ張りすぎたり、バラバラの方向に刺してしまうと、完成後に糸が浮きやすくなり、毛羽立ちの原因になります。

基本的には、同じ方向に刺すように意識すると、糸の流れが整って綺麗な仕上がりに。また、適度なテンション(糸の引き具合)を保つことも大切です。強く引きすぎると糸に負担がかかり、繊維が傷みやすくなってしまいます。

刺しゅうの刺し方についてはこちらの記事「刺繍糸がねじれる、絡まる、よれるのを防ぐ方法と対策!便利アイテムも紹介」でも解説しています。

3. 収納・保管の工夫

完成した刺繍作品をどのように保管するかも、毛羽立ち対策としてとても大切です。ほこりや摩擦から守るために、やわらかい布や不織布で包んで収納しましょう。

また、直射日光や湿気を避けて保管することもポイント。湿気が多いとカビや変色の原因にもなるため、引き出しの中に乾燥剤を入れておくと安心です。作品を長く美しく保つための“ひと手間”が、仕上がりの差を生みます。

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4. 洗濯の仕方で寿命が変わる

刺繍入りの布製品を洗濯するときは、必ずネットに入れて優しいコースで洗いましょう。手洗いモードやドライモードがおすすめです。

洗剤は中性洗剤を使い、塩素系の漂白剤は避けてください。乾燥機は刺繍部分に強い摩擦と熱を与えてしまうため、基本は避けた方が無難です。タオルなどで包んで脱水し、陰干しすることで糸へのダメージを最小限に抑えられます。

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5. こまめなメンテナンス

日常的に使用する布小物や衣類の刺繍部分は、定期的にチェックしてメンテナンスすることが大切です。軽くブラッシングしたり、糸の乱れを整えたり、必要があればスチームでふんわりさせましょう。

毛羽立ちが軽いうちに対処することで、目立つ劣化を防ぐことができます。刺繍は“作ったあと”の手入れが仕上がりの美しさを左右するので、ほんの少しのケア習慣が大きな差につながりますよ。

家庭にひとつあると安心「毛玉取りブラシ」

刺繍の毛羽立ち対策としてまずおすすめなのが、家庭用の毛玉取りブラシ。衣類の毛玉を取るためのものですが、やわらかい毛質のものを選べば刺繍の糸にも使えます。

使い方はとても簡単。刺繍部分に沿って軽く撫でるだけ。繊維の乱れを整え、表面をふんわりと整えることができます。日常のちょっとしたケアにもぴったりですね。

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まとめ

刺繍の毛羽立ちは、ちょっとした日常の摩擦や保管方法、素材の扱い方ひとつで起きやすくなるもの。でも、正しい知識とちょっとした道具があれば、見た目をきれいに保ちながら長く楽しむことができます。

今回ご紹介したように、毛玉取りブラシやスプレーを使ったケアで毛羽立ちを整えることができ、糸選び・刺繍のテンション・洗濯や保管方法を意識することで、予防もバッチリです。

「なんとなくくたびれて見える…」そんな時は、ぜひこの記事を参考に、おうちでできる簡単なケアから始めてみてくださいね。

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