この記事では、「片手鍋は16cmと18cm、どっちが使いやすいか?」という疑問を、サイズだけでなく素材(ステンレス/ホーロー)や形の違い、ライフスタイルまで踏まえて丁寧に解説します。
片手鍋を買おうと思ったときに、まず迷うのが「16cmか18cm、どっちがいいんだろう?」というサイズ問題。
結論から言えば、どちらが正解というより、「あなたの使い方に合った鍋を選ぶ」ことが何より大切です。そして実は、サイズと素材のかけ合わせによって、使い心地や満足度が大きく変わってくるんです。
さらにこの記事では、収納性・軽さ・IH対応など、使い方に合わせて選べる応用タイプの鍋も紹介しています。
読み終えるころには、「自分にはこれだ!」という鍋がきっと見つかります。まずは気になるものからチェックしてみてください。
この記事で紹介している鍋を一覧で見たい方はこちらからどうぞ。
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片手鍋は「サイズ×素材」の4パターンから選ぶのが基本
片手鍋を選ぶうえで、まず押さえておきたいのが「サイズ」と「素材」の組み合わせです。
多くの人が「16cmか18cmか」で悩みがちですが、実はそれと同じくらい重要なのが、「ステンレスかホーローか」という素材の違い。サイズと素材、両方をセットで考えることで、自分にぴったりの鍋がグッと選びやすくなります。
まずサイズについて。
16cmはコンパクトで軽く、手軽に使いやすいサイズ感です。一人暮らしや、朝のお味噌汁をちょこっと作りたい人にはぴったり。
一方で18cmは容量がしっかりある分、家族分のスープや煮物にも対応。作り置きにも便利なサイズです。
そして素材。
ステンレスは軽くて丈夫、熱の伝わりも早いのが特徴。一方、ホーローは保温性が高く、見た目もおしゃれ。料理好きの方やインテリアを気にする方にも人気です。
つまり、
「軽さ・手軽さ重視なら16cmステンレス」
「見た目と保温性重視なら18cmホーロー」
というように、用途や好みによって組み合わせを考えると失敗しにくくなります。

まずは基本の4タイプを詳しく解説
片手鍋選びに迷ったら、まずはこの「サイズ×素材」の4タイプを押さえておくのがおすすめです。
ここでは、それぞれの特長やメリット、どんな人に向いているのかをわかりやすく解説していきます。
16cm ステンレス鍋
16cmのステンレス鍋は、軽くて扱いやすいのが最大の魅力です。朝のお味噌汁、レトルトを温める、ちょっとした副菜づくりなど、「ちょい使い」に最適。
洗いやすく、サビにも強いので、料理初心者にも向いています。
収納スペースをとらないので、キッチンが狭い一人暮らしの方にもぴったり。
「最初の1個は小さめがいい」という人におすすめです。

16cm ホーロー鍋(ミルクパンタイプが多い傾向)
同じ16cmでも、ホーロー製になると一気に“温かみ”と“保温性”がプラスされます。
ミルクやソース、離乳食など「冷めると困るもの」を作るのに最適で、弱火でじっくり温めたい人に人気です。
また、カラフルでおしゃれなデザインも多く、見た目重視派にもおすすめ。
キッチンのインテリアにもこだわりたい人には、ホーロータイプの16cmがおすすめです。
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18cm ステンレス鍋
18cmサイズになると、一度にたっぷり作れる安心感があります。
ステンレスなら重さも抑えられているので、「容量はほしいけど、重いのはイヤ」という人にぴったり。
味噌汁を家族3~4人分作ったり、少量の煮物をこしらえたりと、毎日の食卓をしっかり支えてくれる万能タイプです。
使い勝手と実用性のバランスを求める方には、18cmステンレス鍋がベストな選択肢です。
18cm ステンレス片手鍋(ふきこぼれ防止・日本製)
「茹でる」「煮る」を快適にこなせる、信頼の燕三条製・18cmステンレス片手鍋です。
底が丸く、フチが高めに設計されていて、ふきこぼれにくい2つの工夫がされています:
- 底の丸みが泡の発生を抑え、対流がスムーズ
- フチにあたった泡が自然に蒸発してふきこぼれをガード
容量は約2.7Lとしっかり。深さが10.5cmあるので、うどん・パスタ・煮物にも安心して使えるサイズ感です。
ステンレス製でサビにくく、清潔感があり、オール熱源対応(IH・ガスOK)。軽めの730gで扱いやすさも◎。
「吹きこぼれに強く、シンプルで長く使える鍋がほしい」
そんな人にぴったりの安心の国産片手鍋です。

18cm ホーロー鍋(煮込み料理・おしゃれ重視派に)
煮込み料理がぐっと美味しくなるのが、ホーロー製の魅力。
この18cmのホーロー片手鍋は、保温性が高く、食材にじっくり火を通したいスープやシチューにぴったりです。
熱がゆっくり伝わって逃げにくい構造なので、弱火でコトコト煮込む料理に最適。
おでんやポトフ、味しみ系のおかずをよく作る人には特におすすめです。
さらにホーロー鍋は、デザイン性も大きな魅力。
カラフルで可愛い見た目のものが多く、キッチンに置くだけで気分が上がるという声も。
そのまま食卓に出しても絵になるので、盛り付けや洗い物を減らしたい人にも重宝します。
「料理が好き」「気分の上がる道具を使いたい」そんな方にぴったりの片手鍋です。
ストウブ ピコ ココット ラウンド 18cm(本格派の両手ホーロー鍋)
この商品は両手鍋ですが、「18cmホーローでしっかり煮込みたい」「一生モノの本格鍋がほしい」という方に向けて、例外的にご紹介しています。収納や軽さよりも、料理の仕上がり重視派の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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料理の味を一段階引き上げたい方に選ばれている、本格派ホーロー鍋。
プロの現場でも使われるフランス生まれの逸品で、煮込み料理やスープに圧倒的な保温力と旨味の深さをもたらします。
蓋の裏にある突起「ピコ」によって、食材の旨味を含んだ蒸気が自然に循環。
熱をムラなく伝える鋳物構造と、焦げ付きにくいエマイユ加工で、弱火調理でもじっくり仕上がります。
- IH・ガス・オーブンなど全熱源対応
- 耐久性・保温性に優れ、重厚なつくり(約3kg)
- 長く使える一生モノを探している方におすすめ
※片手鍋ではなく両手鍋です。収納・重さを気にしない方や本格的な煮込み料理が多い方にぴったりです。

18cm ホーロー片手鍋(清潔感とコスパ重視派に)
ガス火もIHも対応の、清潔で使いやすいホーロー片手鍋。
ガラス質のホーロー加工は、におい移りしにくく、酸やアルカリにも強いため、さまざまな料理を衛生的に調理できます。
取っ手とフタのつまみには天然木を使用。熱くなりにくく、手になじむナチュラルな質感がキッチンに温かみを添えます。
容量は2.4Lで、日常使いにちょうどいいサイズ感。約950gと軽めなのも魅力です。
- オール熱源対応(IH・ガス・ハロゲンなど)
- 無駄のないシンプルデザインと優しい木の風合い
- リーズナブルでもしっかり使える、バランスの良い1本
「できるだけ予算を抑えつつ、見た目にもこだわりたい」
そんな人にぴったりの、コスパ良好なホーロー片手鍋です。

【比較表】全タイプの鍋を一覧でチェック
ここまでご紹介した「基本のタイプの鍋」とこれからご紹介する「応用鍋」を、まとめて比較できる一覧表を用意しました。
サイズ・素材だけでなく、収納性・軽さ・デザイン性など、それぞれの個性があるので、「自分の暮らしに合うのはどれか?」をイメージしながらご覧ください。
※お鍋の種類をクリックで、この記事の説明部分にジャンプできます。
鍋の種類(サイズ) | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
ステンレス鍋 (16cm) | 軽くて扱いやすい | 一人暮らし 初心者 |
ホーロー鍋 (16cm) | 保温性◎ 見た目◎ | 離乳食・ソースに |
ステンレス鍋 (18cm) | 吹きこぼれ防止 深型 | 家族分の汁物・煮物に |
ストウブ鍋 (18cm・両手) | 保温力と旨味キープ | 本格調理派 一生モノを探す人 |
ナチュラルホーロー鍋(18cm) | 木の取っ手 清潔感◎ | 見た目と価格を両立 |
アルミ鍋 (16cm) | 圧倒的な軽さ | 高齢者/軽さ重視派 |
ミルクパン (16cm・注ぎ口) | 注ぎやすい ちょい使い向き | サブ鍋に/少量調理に |
取っ手が取れる鍋 (18cm) | 収納しやすい 作り置き向き | 冷蔵庫派/省スペース派 |
さらに選びたい人へ:使い方で選ぶ応用鍋
「サイズと素材だけでは選びきれない…」という方も少なくありません。
たとえば、収納スペースが限られている、毎日使うから軽さがほしい、一度にたくさん作って保存したいなど、暮らし方によって“ちょうどいい鍋”は変わってきます。
ここではそんな声に応えるために、使い方やライフスタイル別におすすめできる3つの応用鍋をご紹介します。
「これが欲しかった!」と思える、ぴったりのアイテムを見つける参考にしてみてください。
16cm アルミ鍋(軽量タイプ)
クリックで商品ページが開きます
圧倒的な軽さと扱いやすさが魅力のアルミ鍋。
腕力に自信がない方やご高齢の方などにも嬉しい設計です。
軽いだけでなく、熱伝導が早く、サッと温めてすぐ使えるのもポイント。
出番の多い日常使いの鍋として、「取り回し重視」で選ぶならこのタイプが最適です。

16cm ミルクパン(注ぎ口付き)
牛乳の温め、離乳食、ソースづくりにぴったりのちょい使い専用鍋です。
注ぎ口が付いているので、こぼれにくく「おたま」いらずで注げる便利さが光ります。
小さめの鍋として、一人暮らしの人の主力鍋にも、ファミリーのサブ鍋にも◎。
「もう1つあって助かる!」と思える、実用性に優れたアイテムです。

取っ手が取れる18cm鍋
着脱ハンドルは別売りです
作り置き派さん必見。
取っ手が取れるタイプなら、調理後そのまま冷蔵庫へスッと収納でき、コンパクトにまとまります。
深型なので、スープや煮物のまとめ調理にも最適。鍋ごと保存して、食べるときに再加熱すればOK。
キッチンもスッキリ整い、「料理と収納の時短」を両立したい人にぴったりです。
※「着脱ハンドル」が別売りというタイプもあるので、ご購入前にここの商品ページをチェックしてくださいね。。
別売りの専用ハンドルを取り付けて使うタイプなので、必要に応じて取っ手を外し、そのまま冷蔵庫や食器棚にスッと収納できるのが魅力。
ハンドルを複数の鍋で共用できる点も、省スペース&合理的です。

着脱ハンドル(ルクスパンシリーズ専用)
ルクスパンの専用着脱ハンドルはこちら↓です。
「ルクスパンブルーダイヤモンドコートIH対応シリーズ」専用の着脱式ハンドルです↑。
同シリーズのフライパンやマルチポットにワンタッチで取り付けでき、鍋の縁をしっかり挟んで安全に固定できます。
鍋本体には持ち手が付いていないため、ハンドルを外せばそのまま重ねて収納可能。
複数の鍋で共用できるので、省スペースで機能的に使いたい方にもおすすめです。

まとめ:あなたの使い方にぴったりの片手鍋を選ぼう
片手鍋は、サイズ×素材の基本4タイプをベースに、使い方やライフスタイルに合わせた応用タイプまで、じつは選択肢が豊富です。
大切なのは、「なんとなく」ではなく、自分の調理スタイルに合った1本を選ぶこと。
今回ご紹介した中から、あなたにぴったりの片手鍋がきっと見つかるはずです。
毎日使うものだからこそ、「これを選んでよかった」と思えるお気に入りをぜひ手に入れてください。