この記事では、ポンポンメーカーの基本的な作り方からちょっとしたアレンジ方法、毛糸での応用まで、実際の写真を使ってわかりやすく紹介します。
ハンドメイドが好きでポンポン作りもよく楽しんでいる私ですが、今回は「ポンポンメーカーって実際どうなの?」と気になっている方に向けて、リアルな使い心地や注意点をご紹介します。
私自身、最初は厚紙やプラスチック板でポンポンを作っていました。
厚紙を使った場合は、糸を巻いていくうちに厚紙が折れてきてしまって、同じサイズのポンポンを作ろうとしたときに微妙にサイズがズレてきてしまって不便でした。
プラスチックの板など、堅いものを使ってみたけど、何重にもきっちり糸を巻いた後に、まとめるための糸を通す作業が意外とたいへんで苦戦した経験があります。
そんなストレスを解消してくれたのが「ポンポンメーカー」です。
この記事では、基本の作り方はもちろん、2色を使ったアレンジ方法や、刺繍糸と毛糸での仕上がりも紹介しています。写真を見ながら感覚的にわかるようになっているので、初めての方でも安心してチャレンジできますよ。
あると便利な「ポンポンメーカー」↓
私がポンポンメーカーを買った理由(Before→After)
厚紙で作っていた頃の苦労
ポンポン作りをはじめた頃は、手元にあった厚紙を作りたいサイズに四角く切り、ポンポンを作っていました。
最初はそれでも十分楽しめていたのですが、糸をぐるぐる巻きつけるうちに、厚紙がだんだんと曲がってきてしまって…。
特に同じサイズのポンポンを何個か作ろうとすると、厚紙が折れたりヨレたりしてしまい、安定感に欠けるのが悩みでした。
他の代用品ではうまくいかなかった
「じゃあ厚紙より丈夫なものに変えればいいのでは?」と思って、プラスチック板などの硬めの素材でも試してみました。
確かに厚紙よりは丈夫。でも今度は、巻き終えた後に糸を真ん中に通してギュッと結ぶ工程で大苦戦…。
糸を何十回(時には何百回)巻いていくので、巻き終わりで細い隙間に結び糸を通すのが難しくて。太めの(毛糸)針だと強度はOKなのだけど、ぎゅっと巻いた糸の間に入っていかない…。そんな具合に途中で手が止まってしまうこともありました。
(今思えば、最初に結び糸を差し込んでから巻き始めればよかったんですよね…。ずいぶん経ってから気がつきました…)
「ポンポンメーカー」を使って快適!
そんなときに出会ったのが「ポンポンメーカー」でした。
最初は「わざわざ道具を買うほどでも…」と思っていたんですが、実際に使ってみたら、やっぱり使いやすいです。
アームがパカッと開いて簡単に糸を巻けるし、中央もハサミでサクッとカットできて、結び糸を通す部分もきちんと確保されています。何より、仕上がりのサイズが毎回ぴったり揃います。
結論から言うと、買ってよかったです。毎回厚紙を切ったり、ちょうどよい大きさのプラスチック板を探したりという工程がなくなっただけでも、時短になりました。また、ポンポン作りで厚紙を探してきて切るのがめんどう、という気持ち的なハードルが減ったことも大きかったです。
「ポンポンメーカー」はこちらです↓
ポンポンメーカーはどれを選べばいい?サイズとタイプの違い
人気なのはクロバー製
ポンポンメーカーといえば、ハンドメイド好きの間で定番なのが「クロバー」の製品。
クロバーは日本の手芸用品メーカーとして信頼も厚くて安心の手芸用品メーカーです。
クロバーのポンポンメーカーは、扱いやすさと仕上がりのきれいさが魅力。
パカッと開くアームと、中央をきれいに切れる構造がしっかり考えられていて、安心して使える設計になっています。
また、商品ごとに直径サイズが明記されていて、「どんなサイズのポンポンが作れるか」が一目でわかるのも選びやすいポイントです。
サイズ別の特徴とおすすめポイント
クロバーのポンポンメーカーには、用途に応じて複数のサイズ展開があります。
私が持っている「中サイズセット(約35mm・45mm)」は、手のひらサイズで汎用性バツグン。日常使いにちょうどいい大きさです。
私が持っているポンポンメーカーです↓

現在は新しいパージョン(色とかが違う)が販売されているようです↓
下記の↓「ミニサイズ(約20mm・25mm)」は、アクセサリーやチャーム作りにぴったり。とにかく小さくて可愛い!細かいハンドメイド作品には欠かせない、手に取りやすいサイズ感のポンポンメーカーです。
ポンポンメーカーミニサイズはこちら↓
逆に、下記の↓「大サイズ(65mm・85mm)」は、インパクトのあるデコレーションやキーホルダー、ベビーグッズなどにおすすめ。
ふわっとした存在感が出るので、毛糸で作ったり、ボリューム感がほしいときにおすすめです。
ポンポンメーカー大サイズはこちら↓
自分がどんな作品を作りたいかによって、サイズを選ぶと失敗が少ないですが、下記の↓「4サイズ入りセット」ならサイズがすべてそろっています。用途に合わせて使い分けできるので、いろいろなサイズを作る可能性があるなら、あとから買い足すよりもセットで購入が便利です。
ポンポンメーカー4個セットはこちらです↓
まずは基本の使い方から!ポンポン作りの流れ【写真つき】
ポンポンメーカーって、どうやって使うの?という方のために、実際に私が作ってみた写真を使いながら、基本の作り方を順を追ってご紹介します。
使ったのはクロバーの「中サイズセット(約35mm・45mm)」です。
今回はこちらの35mmサイズで作成しました↓

ステップ①:ポンポンメーカーに糸を巻く
まずは、ポンポンメーカーのアームをパカッと開きます。
左右それぞれのアームに、同じように糸を巻きつけていくのがポイントです。
写真は、白い糸をぐるぐると巻きつけた状態です。
糸を重ねすぎないように均等に、少しずつ移動しながら巻いてみます。
ちなみに、巻き回数を数えるのを…うっかり忘れてしまいました!
でも、写真を見ると巻きのボリューム感は伝わると思うので、参考にしてください…。
こちらは、ちょっと巻き数が少なかったバージョンです↓

↑この状態でポンポンを作ると、できあがりがちょっとスカスカに↓なってしまいました。

なので、下記の写真↓ような感じのボリュームになるまで巻いてみました。

両側に糸を巻き終えたら、ポンポンメーカーのアームをたたみます。
巻き終わって、両サイドを合わせた状態がこちら↓です。

ステップ②:中央をカットして結ぶ
中央の溝に沿って糸をハサミでカットしていきます。
このとき、少しずつ切っていくときれいに整います。
切った状態の写真がこちら↓です

切り終わったら、しっかりとした糸で中央をギュッと結びます。
ここがゆるいとバラバラになってしまうので、できるだけキツく結ぶのがポイントです。
ステップ③:ポンポンを整えて完成
ポンポンメーカーをパカッと外すと、ポンポンが現れます!
ポンポンメーカーから外した写真がこちら↓です。
1度目にスカスカのポンポンを作ってしまったときの写真ですが、参考にしてみてください。
巻き数が多いと、もっとボリュームが出ます。

まだちょっと不揃いなので、ハサミで形を整えていきます。
整えた完成の状態がこちら↓
こちらは、きちんとボリュームたっぷりに糸を巻いたバージョンのできあがり写真です。

ポンポンを整えるとき、自分の好みに合わせて「まんまる」に整えていくと、より可愛らしく仕上がります。
しっかり糸を巻いたポンポンはふわふわで触り心地も抜群ですよ。
ちょっと失敗した話(巻き回数・写真の背景)
最初に作ったときは、糸を控えめに巻いてしまって…できあがったポンポンがスカスカになってしまいました。
やっぱり、ある程度ボリュームをもたせて巻くことが大事ですね。2回目のようにしっかり糸を巻くと、仕上がりが全然違います。
ですが、何回巻いたかを数えるのをすっかり忘れてしまいました。正確な巻き数がわからなくてすみません。
また、あとで気づいたのですが、白いポンポンを白い背景で撮ってしまって、ちょっと見えづらい写真になってしまいました…。
2色の糸でアレンジ!2パターンを写真で紹介
ポンポンメーカーの楽しいところは、糸の色を変えるだけでいろんな表情が楽しめること。
中でも「2色アレンジ」はとっても簡単で、仕上がりも可愛くなるのでおすすめです。
ここでは、同じポンポンメーカーを使ってできる2つの方法をご紹介します。
下記の2つのポンポンを作りました↓

パターン①:2本の糸を一緒に巻く(ミックス風)
1つ目の方法は、「2色の糸を一緒に持って、1本のようにして巻く」やり方です。
この方法はとっても簡単で、ただ2本の糸を同時に持って巻くだけ。
巻いている間に自然と色がランダムに混ざって、カラフルでポップな仕上がりになります。
使ったのは2色の刺繍糸とこちらのポンポンメーカー↓

巻きつけている途中の写真です↓

色のバランスもランダムで楽しい雰囲気が伝わると思います。
巻き終わりがこちら↓です

完成品がこちら↓です

絵の具を混ぜたような優しい色合いでとっても可愛い仕上がりになりました。
パターン②:左右で違う色を巻く(ツートーン風)
2つ目の方法は、ポンポンメーカーの左右に別々の色を巻く方法です。
これをやると、完成したポンポンが「半分ずつ違う色」になる、ツートーン仕上げになります。
使った刺繍糸とポンポンメーカーはこちら↓

やり方は簡単で、片側に1色、反対側にもう1色の糸を巻くだけ。
巻き終えた状態の写真を見ていただくと、左右でしっかり色が分かれているのがわかります。
巻き終わりはこんな感じです↓

仕上がったポンポンは、面白いコントラストが出て印象的な仕上がりになります。
できあがりです↓

2色アレンジは初心者でも失敗しづらく、アレンジの幅がぐっと広がるので、ぜひ気軽に試してみてください。
毛糸で作るとどうなる?写真付きでやり方を紹介
これまでご紹介してきたポンポンは刺繍糸を使っていましたが、実は毛糸でも同じように作れます。むしろ「毛糸の方がやりやすそう!」という方も多いかもしれません。
ここでは、実際に毛糸を使って作ったときの巻き方や仕上がりを紹介します。
毛糸の巻き方と仕上がりイメージ
毛糸を使うときの手順は、基本的には刺繍糸とまったく同じです。
今回使ったポンポンメーカーと毛糸はこちら↓です。
毛糸は100均のものを使いました。

やり方はポンポンメーカーに毛糸をぐるぐる巻いて、中央をカットして、結んで整えるだけ。
巻いた状態の写真がこちら↓です

完成がこちら↓です

毛糸は太さがあるぶん、同じ回数巻いてもボリュームが出やすいのが特徴です。
そのため、刺繍糸ほどたくさん巻かなくても、ふっくらとした仕上がりになります。
写真のように巻いた状態でもすでに厚みが出ていて、完成写真ではもこもこ感がしっかり出ていて大満足の仕上がりでした。太めの毛糸ならさらにボリュームが出て、よりふんわりした印象になります。
刺繍糸との見た目・ボリュームの違い
刺繍糸と毛糸では、仕上がりの印象がけっこう違います。
- 刺繍糸は仕上がりがなめらかで繊細。表面がしっとり整って見えるので、小さめのポンポンやアクセサリーに向いています。
- 毛糸はふわっと丸く広がって、存在感のある仕上がりに。帽子やバッグの飾り、インテリア雑貨にぴったりです。
色の出方にも違いがあり、刺繍糸は色の混ざりがクッキリ見えるのに対して、毛糸は少し柔らかくにじんだような表現になります。
また、切ったあとに毛羽立ちやすいのも毛糸の特徴なので、仕上げに軽く手で丸めたり、ハサミで形を整えるとよりきれいになります。
「何に使うポンポンか?」を考えて、糸の種類を選ぶとより満足のいく仕上がりになると思います。
まとめ
今回は、ポンポンメーカーの基本の使い方から2色アレンジ、毛糸との違いまで、写真つきでご紹介しました。
巻いて、切って、結んで、整える、たったこれだけのシンプルなステップなのに、色や糸の組み合わせ次第でいろんな表情が出せるのが、ポンポン作りの楽しいところです。
ポンポンメーカーはサイズ展開も豊富で、刺繍糸でも毛糸でも使えるので、いろいろな場面で活躍してくれるアイテムです。
もし「気になってたけど、使い方がよくわからなくて…」と迷っていた方がいたら、この記事が少しでも背中を押せたらうれしいです。
Amazonや楽天などでも気軽に購入できるので、ぜひお気に入りのサイズを見つけて、自分だけのポンポン作りを楽しんでみてください。
便利な4サイズセットのポンポンメーカーです↓